株式会社Wasshoi Lab
齋理屋敷
- VISION
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おもいでに残る人に出会える場所
ものの一生について考える場所
ていねいに整えられた場所
なんども来たいと思わせる場所
しずけさと和の鼓動を感じる場所
約180年にわたり丸森町のランドマークとして残されてきた「蔵の郷土館 齋理屋敷」。7代続いた豪商の屋敷跡を郷土資料館として1988年7月に開館しました。代々引き継がれてきたバトンを私たちは今お預かりしています。地域の宝として愛されるこの場所を100年後の地域の皆さんにも引き続き愛してもらえるように、施設運営のビジョンでもある「おもてなし」の精神で、開館業務のみならず、季節ごとの企画展、毎月の無料開放日、イベントを通じて地域と社会に貢献しながら大切にバトンを持って走り続けます。
事業について

私たちが管理する齋理屋敷は、宮城県伊具郡丸森町に位置する歴史的建造物で、江戸時代から続く豪商・齋藤家の邸宅を中心とした文化施設です。屋敷内にはたくさんの蔵が現存し、当時の商家文化や地域経済の歴史を今に伝えています。私たちはこの貴重な文化財を保存・公開し、地元の歴史や暮らしを学べる常設展示や、季節ごとの企画展、講演会、ワークショップなど多様なイベントを開催しています。また、齋理屋敷は観光拠点としても機能し、地域資源を活かした観光誘客や、教育・交流活動を通じて地域活性化に取り組んでいます。歴史と現代が交差するこの場所を、より多くの方々に親しんでいただけるよう努めています。
担当者の想い

株式会社Wasshoi Lab 伊藤 淳
昔は、「自分は無敵」くらいの生意気な若造でした。震災、台風の被災、コロナ禍など自分自身と対峙する時間を経て、何十年もかかってしまいましたが、多くの方々に支えられて今の自分がつくられていることにやっと気が付きました。「生きる力を借りたから 生きているうちに返さなきゃ」大好きな歌の一節です。そう、「恩返し」は生きているうちしかできないんです。
経験や知識を自分の中だけに収めない情報の共有も、困っている方々への声掛けも、人が嫌がることを率先してやることも、自分が受けてきた恩を返しているにすぎない。その思いが私の原動力になっています。
施設管理と何の関係があるの?と言われそうですが、町民の皆さんが大切に思っている施設を町外のお客様に説明することは「誇りの恩返し」ですし、たくさんのお客さんを受け入れて、町内を周遊してもらえるようにお声掛けすることは「経済循環の恩返し」だと思っています。
施設観光を通じて施設にファンがつき、スタッフにファンがつく。それが繰り返され地域に、町にファンがつくその流れをここからつくり、これからもたくさんの恩返しをしていきます。