CEOメッセージ|「志を持つ人と人でハッピーな未来を創る」

CEOメッセージ

東京の第一線と呼ばれる現場で華やかなプロジェクトを駆け回っていた頃、胸の奥でふと「この延長線上に、本当に創りたい未来はあるのか?」という声がチリチリと鳴り始めました。その違和感は逃避ではなく、“次の扉を開けろ”というサイン。安定した日々から一歩踏み出した瞬間、眠っていたワクワクが熱を帯びた感覚を今も鮮明に覚えています。

2011年3月11日、東日本大震災。故郷・東北の惨状を目の当たりにし、無力感と悔しさが胸を貫きました。そして私は人生の舵を大きく切り、東北へ戻ると心に決めます。誰に頼まれたわけでも、成功のシナリオがあったわけでもない。ただ「今ここで、誰かのために自分の人生を使おう」と腹を括ったのです。

最初の挑戦は小さな“わっしょい”。
観光事業を立ち上げ、役場や農家さんと協力して新しい商品を生み出しました。華やかな世界とは真逆で、泥まみれ・非効率・手探りばかり。それでも心は震え続けていました。すべてが本質へ近づく実感があったからです。
その火種に呼応するように、年齢も職業も異なる仲間が集まり、やがて “Wasshoi Tohoku Group” という担ぎ手集団が誕生しました。

パーパスとミッション
  • パーパス:志を持つ人と人でハッピーな未来を創る
  • ミッション:社会に投資する人材の最大化
これらは机上で捻り出した言葉ではありません。現場で泥をかぶり、人や社会と向き合い続けた日々から“にじみ出た”生きた言葉です。
“わっしょい”に込めた想い
「わっしょい」は、和を背負い、共に担ぐの意。ヒーローは一人じゃない。一人ひとりが何かを担い、分かち合い、支え合う。
その連鎖が地域を、社会を、そして世界を少しずつ確実に変えていくと信じています。
これから灯す“火”
創業から今日まで、挑戦の数だけ学びと傷跡を刻みました。
すべてが次の一歩を照らす薪です。これからも事業という形で問いを投げかけ、仲間と共に“火を灯す仕事”を続けます。
私にとって、この火は祈りにも似ています。
  • 誰かの未来が、ほんの少しでも明るくなりますように。
  • 誰かの孤独が、ほんの少しでもやわらぎますように。
  • 誰かの挑戦が、必ず次の挑戦へとつながりますように。

東北から日本へ、そして世界へ。
ともに肩を組み、ともに担ぎ、
ともに歓びを分かち合いましょう。
さあ、次のステージへ ――
わっしょい、行こう!

Wasshoi Tohoku Group グループCEO

齊藤 良太