WTGの文化|「志を持つ人と人でハッピーな未来を創る」

グループパーパス

PURPOSE
志を持つ人と人で
ハッピーな未来を創る People working with ambitious people to build a happy future

東北から、はじめよう。

Wasshoi Tohoku Groupは
志ある人と人で和を背負い
ビジネスの力で未来創造を行います。

  • 「志」とは

    心に決めた目的や目標を他者に共有されることを示します。
    自分がこの世に存在しなくなってもあり続けるものです。

  • 「人と人」とは

    人:志を持つ「わたし」を指します。
    人:志を持つ「あなた」を指します。
    「わたし」と「あなた」で貢献の範囲(人→社会→未来)を拡張させます。

  • 「ハッピーな未来」とは

    成長を経て成熟となる状態」「対話的な人間関係が形成・継続している状態」「新しい挑戦に取り組む人が応援される状態」の3つの状態が同時成立していることと定義します。

  • 「創る」の意味

    ソウゾウ性*(常に一歩前を行く新しさ)を大事にするという意味です。
    * ImaginationとCreativity

私たちが目指す「ハッピーな未来」とは、下記の3つの状態が同時成立することと定義しました。

  • 成長を経て成熟となる状態

    私たちが目指す「ハッピーな未来」は、個人や組織が下記に示すように成長し、成熟するプロセスを通じて実現されると考えます。

    縦の成長(人間力・組織力): 一人ひとりが自己啓発や学習を通じて成長し、理性と感性を磨くこと。多面的に物事を見る能力や謙虚さを身につけることで、成熟へ近づきます。自律した個人が集まり、共通目的のもと互いを活かし合い共創する組織を目指します。

    横の成長(技術力・収益力・社会的影響力):一人ひとりの技術やスキルの向上、環境や状況を言い訳にせず、能力を発揮し成果に繋げられること、法人としての収益力や社会的影響力の拡大を意味します。

    上記の成長は、グループのみに限った範囲ではなく、社会を構成する一人ひとりや組織がともに目指すことで成熟した社会に至ると考えます。

  • 対話的な人間関係が形成・継続している状態

    価値観や背景の異なる人と人で「わっしょい」を実現するためには、対話的な人間関係を築くことが重要と考えます。

    一人ひとりが意識できることは「立場や考えの違いがあっても、仮に共感できなくても、理解しようとする努力をし続ける姿勢」です。他者の全てを理解できることはありませんが、理解できない部分で排他的にならず、理解したい部分を探し、ときに「いい距離」を保ち、ときに「相互理解」のもとで力を合わせる。そのような対話的な関係をどんな相手とも築き合える未来を目指します。

  • 新しい挑戦に取り組む人が応援される状態

    私たちのパーパス「志を持つ人と人でハッピーな未来を創る」を実現するためには、その「担い手」すなわち「新しい挑戦に取り組む人」がたくさん必要です。そして、志を持つ個人が新たな取り組みを構想し、実践し、継続するには、仲間の存在が不可欠です。

    挑戦の全てが成功するとも限りません。応援する人々が「真剣な人を馬鹿にせず、自分にできる応援はなにか、考える」姿勢を持ち、失敗を学びに変えられる人の「再挑戦」を応援する社会を目指します。

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なぜ「わっしょい」か

わっしょいの意味=和を背負う・和の心を持って担ぐ 「わっしょい」には、仲間みんなが一つになり和の心を持って社会を支えるという「和背負い」の心、すなわち、苦難があっても共に乗り越え、力を合わせて目的・目標に向かおうという意志を込めています。

少子高齢化が進む日本において、税収減と国家支出増が見込まれる中、未解決の社会課題を政府や自治体の努力だけで解決することはもはや困難な時代です。ビジネスの力を活用しながら、複数のセクターの枠を超えてよりよい社会を実現していくリーダーシップが必要と考えています。また、少子高齢化は先進国にとって不可避な事象と捉えられています。私たちは東北の地から始まった会社として、この課題を「人類・地球全体に、日本が一番貢献し得るテーマ」の一つであると捉え、ビジネス、公共、非営利、市民それぞれの強みを活かし、共創の力(わっしょい)による社会の発展を志します。

グループミッション

MISSION
社会に投資する人材の
最大化

Wasshoi Tohoku Groupは創業以来、地方創生を基軸に様々な社会課題の解決に取り組んできました。私たちがこれまで実施した100以上のプロジェクトは、すべて課題解決に向けた「投資」であり、社会の未来を築くための重要な一歩でした。
この「投資」とは、資金を提供することにとどまらず、私たちが持っている時間、知識、人間関係といった、最も貴重な資産を投じることを意味します。私たちは、これらの資源を活用して、誰もが幸せに生きられる、持続可能な未来を創造することを目指してきました。また、起業家育成や人材育成に注力し、「社会に投資する人材」を増やしてきました。

社会に投資する人材とは

「社会に投資する人材」とは、社会をより良くするために、自分の時間、能力、人脈、資金などの「資本」を投じる人々を指します。これらの人々は、自己効力感や仲間との絆、そして次のレベルへの挑戦機会を求め、社会に貢献し続けます。このような人材は、社会に投資することで得られるリターンを、単なる金銭的報酬にとどまらず、より豊かな形で実感します。
私たちは、自己犠牲や一方的な奉仕ではなく、「投資」として社会に貢献することが重要だと考えています。社会への投資は、個人の成長と社会の発展を相互に促進し、持続可能な未来を支える力となります。

なぜ「最大化」なのか

地域や企業がいくらビジョンを描いても、それを実現するためには実行する人材が不可欠です。しかし、現代社会においては、社会に投資する人材が足りていないという課題があります。多くのプロジェクトが「誰がやるか」という問題に直面し、進行が止まってしまうことが現実です。私たちは、この課題を解決するため、「社会に投資する人材の最大化」に取り組んでいます。
私たちの目指す未来は、単に人材を増やすことではなく、社会に投資する人々が集まり、共に新しい未来を描き、実現していくことです。

Wasshoi Tohoku Groupの使命と戦略

WTGは「地域」と「人」を軸に、社会に投資する人材を最大化する活動を戦略的に推進しています。
採用・組織開発の面では、誠実さと高い学習意欲を持つ人材を採用し、民間企業や官公庁など多様な関係者との協働によるプロジェクトマネジメントを通じて、個人のPM能力、リーダーシップ、および組織力の強化に取り組んでいます。
また、地域の中でのサービスとしては、高校生の探究学習支援教材開発や、若年層のアントレプレナーシップ教育と実践機会提供、また、地域企業と専門人材の副業・兼業マッチング等にも取り組んでいます。
今後も「社会に投資する人材の最大化」というグループミッションのもと、民間企業の戦略人事機能開発支援、事業承継課題への対応、社会的インパクトマネジメントの活用促進、ジェンダーギャップの課題への取組等に挑戦し、将来的な「WTGモデル」の確立と多地域展開を目指します。

グループビジョン

VISION
10年続く持続可能な
プロジェクトを100個創る
わっしょいの意味=和を背負う・和の心を持って担ぐ

「わっしょい」には、仲間みんなが一つになり和の心を持って社会を支えるという「和背負い」の心、すなわち、苦難があっても共に乗り越え、力を合わせて目的・目標に向かおうという意志を込めています。

少子高齢化が進む日本において、税収減と国家支出増が見込まれる中、未解決の社会課題を政府や自治体の努力だけで解決することはもはや困難な時代です。ビジネスの力を活用しながら、複数のセクターの枠を超えてよりよい社会を実現していくリーダーシップが必要と考えています。
また、少子高齢化は先進国にとって不可避な事象と捉えられています。
私たちは東北の地から始まった会社として、この課題を「人類・地球全体に、日本が一番貢献し得るテーマ」の一つであると捉え、ビジネス、公共、非営利、市民それぞれの強みを活かし、共創の力(わっしょい)による社会の発展を志します。

持続可能な100個のわっしょいプロジェクト

日本国内では10年続く会社は全体の6%程度となっています。10年続くことを持続可能なモデルの一つの指標とします。WTGでは、2050年までの間に、会社に限らず10年間続くプロジェクト(サービス・ブランド・会社)を100個創ることをビジョンとします。主体者本人が夢中になって取り組んでいることを前提とします。

7WAYS

  • 01.

    己を磨き続けているか

    成人発達理論に基づき、一人ひとりが縦(人としての器)の成長と横(スキル)の成長を続けることで、社会に貢献します。
    プロフェッショナルとしての自覚を持ち、先人や失敗から多くを学び成果に繋げます。

  • 02.

    自ら開き、聴く努力をしているか

    全員が最大限のパフォーマンスを発揮し、幸せに働きながら成果を出すために、心理的安全性の確保を重視します。
    どんなコミュニケーションでも「自ら開示し、伝える努力」と「相手を観察し積極的に傾聴する」努力を怠りません。

  • 03.

    理想を描き挑戦しているか

    目の前の問題に近視眼的に対処するのではなく、根本にあるイシューを見つけ出し理想像に向かって解決策を検討・実行します。
    賛否両論、前例がない、などのチャレンジングな状況でも、あるべき姿に向かって勇気を持ち進み続けます。

  • 04.

    高く、広く、深く見ているか

    利他の精神を実現するため、より高い視座・広い視野から物事を認識し、世界と未来を前進させる意思決定に繋げます。
    「鳥の目」「虫の目」「主観」「客観」を使い分け、常に様々な角度から思索します。

  • 05.

    未来をソウゾウしているか

    グループパーパスを実現するために、想像力(Imagination)と創造力(Creativity)を最大限に働かせ、新たな価値を作り上げます。
    本当の意味で「地域のため」「次世代のため」になると信じられるアイデアを実行します。

  • 06.

    他者を鼓舞し、共創しているか

    課題解決や大きな変化のためには、様々な人を巻き込み、相手の自主性を開花させることが重要だと考えます。
    私たちの活動で地域や世界の様々な人々をインスパイアし、大きなエネルギーを生み出すことに貢献します。

  • 07.

    遊び心を忘れていないか

    顧客価値の最大化を目指し、常にWOW(驚き、感動)を作り上げるため、個々人の感性や遊び心を大事にします。
    大きな変化の原動力としての「遊び心」の可能性を信じ、困難も一つの探索活動として楽しみます。

スローガン

2025年度、私たちは新たなスローガンとして「対話」を掲げます。これは単に年間の基本姿勢を表すものではなく、私たちWasshoi Tohoku Groupが次なる10年を見据えるうえで、最も大切にしたい営みです。
これからの時代において、対話こそがすべての出発点であり、再出発の原動力でもあると、私たちは信じています。創業からこれまで、私たちは100を超える地域プロジェクトや社会事業に取り組んできました。その多くは「正解のない問い」に立ち向かうことから始まりました。東日本大震災を契機に、「この地域で自分に何ができるのか」という問いを胸に抱き、さまざまな失敗や挫折も経験しながらも、仲間と共に問いを言葉にし、形にし、時に乗り越え、時に立ち止まってきました。その一つひとつの瞬間にあったのは、“対話”でした。

私たちが言う「対話」とは、会話や議論とは少し異なります。それは「正しさの交換」ではなく「感情と問いの往復」です。相手の言葉の奥にある真意に耳を傾けること。自分の弱さや迷いをさらけ出すこと。立場や肩書きを越えて、同じ地平で問いと向き合うこと。つまり、対話とは“目的のある沈黙”と“開かれた関係性”を重ねていく営みです。

これまでの10年間、地域の方々、行政の皆さん、仲間、社員、そして未来の担い手となる若者たちと交わしてきた“真の対話”こそが、私たちの最大の資産でした。それは、困難な局面での「正直なひと言」がプロジェクトを救ったこと、立場の違う人たちが同じ火を囲み「わっしょい」と担ぎ合った瞬間がいくつもあったことが、何よりの証拠です。
2025年度、私たちはこの「対話」というスローガンのもと、もう一度原点に立ち返りたいと考えています。

  • 社員同士が語り合い、問いを持ち寄る「社内対話」
  • お客様の声を深く聴き、共に価値を創造する「パートナーとの対話」
  • 地域の未来や想いを受け止める「住民との対話」
  • そして、自分自身と向き合う「内なる対話」

どれもが、私たちにとって未来を拓くための大切な道しるべです。今期は、問いを持ち続け、感動を分かち合いながら、それぞれの立場を越えて「ともに語り合う場」を意識的につくっていきます。なぜなら、対話こそが自分を変え、組織を変え、社会を変えていく最小にして最強のユニット=ハッピーな未来だからです。2025年度も、“わっしょい”と共に、たくさんの対話を生み出していきましょう。

グループCEO 齊藤 良太

個人の成長のために最も優先すべきは「卓越性の追求」である、とドラッカーは言います。そこから充実と自信が生まれ、人としての成長と人格的な成熟に至ります。

会社組織にも同じことが言えます。まずは顧客を創造し、事業の規模を拡大し社会に対して果たせる責任の範囲を広げていくこと。その上で、ビジネスモデルが成熟し、環境の変化に負けず、しなやかに生き延びられる組織になっていくのです。

私たちは、まだまだ「成長」の段階です。2024年度は、メンバー一人ひとりが卓越性を追求し成果を上げること、組織としても既存事業の安定化と新規事業の黒字化に向けた戦略・戦術の構想と実行の手を止めないことを意識し、各社の目標の必達に向けて邁進していきましょう。

FY2022スローガンの「自分を愛そう」、FY2023スローガンの「感謝」も、決して忘れず行動し成長していきましょう。事業成長の他にも、人として生きていく上での論語を身に着けることも重要です。そのためには、自分と身の回りの全てを大切に想う心が必要です。こういった人間力の成長にも継続して心がけていきましょう。

グループCEO 齊藤 良太

今年度のスローガンは「感謝」です。

この言葉を選んだ理由を私の実体験を通して説明します。
昨年の私のパワーワードはまさに、「感謝」という言葉でした。2022年3月、私は青森県八戸市であるイベントに参加していました。この時の私は、コロナ禍を言い訳にして、とてもネガティブな気持ちで毎日を過ごしていました。そして、あの日あの場所で、私は完全に目が覚めました。きっかけは、友人からの一言でした。
その翌朝、雲から顔を出す太陽の光が、雪原を照らしていました。それはまるで私に道を示すかのようでした。

その日以前も、この闇から抜け出すために、ひたすらもがいていました。啓発セミナーに参加したり、メンターからのアドバイスを受けたり、友人から経験を共有してもらったり。私は恵まれた安全な環境で、師や友に囲まれていることに気がつきました。それに加えて、パッと顔を上げると、家族や会社の仲間の存在がそこにありました。周囲には私の味方がたくさんいたのです。最高の仲間や太陽の存在がそこに在り、その環境に深く感謝することができました。

この一連の出来事を通じて気づいた最も大事なことは、この素晴らしき環境に「感謝」を忘れてはならないということです。今置かれている環境に感謝ができるようになった今は、思考・行動が全てポジティブな方向へ向かっています。感謝の力を信じて全社全員で「感謝」をスローガンとして一年間で感謝の習慣を獲得しましょう。

グループCEO 齊藤 良太

今年度のスローガンは「自分を愛そう」です。
それは、仕事に打ち込む前に、自分自身を大切にできているか?という問いから始まった言葉です。

私たちWasshoi Tohoku Groupの仕事は、地域のため、人のため、社会のために、エネルギーを注ぐ日々です。
その中で、いつの間にか“自分を後回しにする”ことが、当たり前になってしまう瞬間がある。
責任感ややさしさが強い人ほど、そうなりやすい。

でも、本当は逆です。
自分の状態が良くなければ、人にもエネルギーを渡すことはできません。
自分の感情に鈍くなったままでは、相手の気持ちにも繊細に寄り添えない。

だからこそ、いったん立ち止まって、「今日、自分をちゃんと大切にできただろうか?」と問い直してほしかった。
無理しすぎていないか。眠れているか。笑えているか。
心と体が軽く、晴れているか。

自分を愛することは、わがままではありません。
それは、チームや家族、お客様への“最初のギフト”です。
このスローガンには、「自分をケアできる人が、人をケアできる」という想いを込めました。

グループCEO 齊藤 良太

「Trust, Respect, Love & Give(信じる・敬う・愛する・与える)」。
私たちの会社に根づいてきた“人間関係の在り方”を、あらためて言語化したものでした。

Wasshoi Tohoku Groupは、地域と共に、社会と共に、未来を担う人たちと共に歩んでいます。
その“共に”を成立させるものは、突き詰めれば人間関係の質です。
つまり、「どう信じ合い、どう敬意を払い、どう愛情を持ち、何を差し出せるか」。

“Trust”は、まず「相手を信じる」姿勢。
疑うよりも、信じる。守りよりも、開く。
“Respect”は、「違いに敬意を払う」姿勢。
価値観やバックグラウンドが異なる仲間を、対等に扱うこと。

“Love”は、「相手の可能性を信じるまなざし」。
厳しさの裏にある温もりのある関係。
そして“Give”は、「損得を超えて与える」姿勢。
何かを奪うのではなく、何かを手渡すようなコミュニケーション。

この4つの言葉は、誰かから受けるだけでなく、自分から“差し出す”ことに意味があります。
組織文化とは、上から降りてくるものではなく、一人ひとりがこうした姿勢を日常で体現することでしか、生まれない。

グループCEO 齊藤 良太